2005年12月08日

カズンズ

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<ストーリー>

ひとつ年上の従姉・さやかに憧憬を抱いている来生悠は、少しでも一緒にいたいとの想いからさやかのいる高校に進学する。
生徒会長を務めるさやかは新入生の悠の世話をやくが、突然悠をラブホテルへと連れて行く。促されるままにさやかと肌を重ねる悠。
だが翌日顔を合わせたさやかは、悠に「昨日のことは忘れて」と告げる。

訳も判らず、呆然とする悠だったが、下校時、生徒会顧問・山崎とさやかの密会の場を発見してしまう。それはさやかが悠を連れて入ったあのラブホテルだった。

ホテルから出てきたさやかを捉え、問い詰める悠。だが自暴自棄となっていたさやかは、悠を傷つけてしまうのだった。
悠の、己れへの「想い」も知らずに…




<解説>

当初の構想では、さやかが先生の子を身籠り中絶するまでを描くつもりだった。頁数の問題もありそれは変更されたが、描かなくて正解だったと思う。
そのお陰で生々しさが消え、エロ漫画と云えども透明感のあるストーリーとなった。意外とファンも多い作品。
作者もお気に入りの一作である。


発表後、コミック規制もあって暫く単行本化ができなかった為、同人誌の形でまとめられた。
西崎まりのの装幀と共に、それは美しい想い出を形にしたような一冊となった。


後に私が脚本の練習をしていた折、これを元にシナリオ化もしている。
本作の制作当時は技術的に未熟だったが、また改めてリメイクもしてみたい作品でもある。


紛れもなく、浦島礼仁初期の代表作である。




※単行本「シンデレラ・ホリディ」に収録。

posted by 浦嶋嶺至(礼仁) at 05:50| Comment(12) | TrackBack(3) | シンデレラ・ホリディ